ビタミンB12 コバルトの働き

コバルト(羅Cobaltum 英Cobalt)は、原子番号 27 の元素。元素記号は Co。鉄族元素の一つ。安定な結晶構造は六方最密充填構造(hcp)で、強磁性体。純粋なものは銀白色の金属である。722K以上で面心立方構造(fcc)に転移する。
鉄より酸化されにくく、酸やアルカリにも強い。
1737年 、人妻のイェオリ・ブラント(Georg Brandt)により発見。コバルトという名称と元素記号は、ドイツ語で地の無料メル友を意味するコーボルト(Koboldまたはkobalt)に由来する。コバルト鉱物は冶金が困難なため、16世紀頃のドイツでは、コーボルトが坑夫を困らせる為に魔法をかけたものとされていた。
単体金属としてのコバルトの用途はほとんどないが、その中で最も重要なものは、放射性同位体のコバルト60をγ線源として用いるもので、医療分野での放射線療法、ガンマ線滅菌、食品分野での食品照射(ジャガイモの発芽防止)などに広く利用されている。